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［アニメ・コミック］
２００５年７月７日（木）の起床時体重78.8キロ（＜82.4キロ：2003年４月２８日）
アニメ攻殻のことなど
さて、攻殻は並列化とはなにか、誰がなんのために並列化するか、というようなお話しだと思うです。原作は違いましたよ。原作は人間と機械の違いはなにか、というアイザック以来の古典的テーマでした。
攻殻１では、ある突出した事件が人々を一瞬にして並列化してしまう、というのが筋だったように思います。犯人は最後に明らかになるものの、なぜその事件が模倣者たちによって拡大させられたのか、ということは謎のまま終わります。このあたりが、どうもなぁ、とか思うのですよ。集合的無意識がヒステリックな状態に陥ったときに、そうした現象が見られる、ということなのでしょうが、その場合はもっと病的な集団的行動になるように思うのです。
わたくしは途中から、これは機械と人との合作で起きる事件ではないか、本当の犯人は機械のほうに別にいるのではないか、とか思いました。後で読んでみた原作のほうは、ちゃんとそうなってました。おいおい、アニメにするなら、もっとちゃんとしろよ、とか思ったわけです。
わたくしなら、こんなふうに考えますよ。機械と人が合わさったときに、人の側の隠れているある能力が活性化して異常な集団的行動を呼び起こす。そして電脳硬化症という病気の本質は、それへの自己免疫作用ではないか。その免疫を解除するドラッグを発見した科学者は、そのメカニズムに気づいていた。しかし、ドラッグをうまく使えば電脳化された人々をあやつることもできる・・・、みたいな（＞ちゃんと最後まで考えろよ！）。
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